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製造業向けDX・セキュリティ情報発信メディア

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製造業DXとは?

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~まだ間に合う中小企業のDX!!取り残されずに導入検討を通じて企業価値の向上に!~

 

“蓄積されたノウハウを活かし、最適なシステムをトータルサポート”として様々なソリューションを提供している住友電設情報通信システム事業部が、製造業等に向けて様々な情報をお届けしたいと思っております。

今回は最近重要性が高まっている“DX”について基本的な考え方をお伝えしたいと思います。

 

■目次

1.製造業におけるDXとは?

2.なぜ製造業のDXが重要なのか?

3.製造業のDX化が進まない理由

4.製造業DXのメリット

5.製造業DXの進め方と失敗しないポイント

6.製造業DXを進めると企業文化や組織改革が進む

7.まとめ

 

  1. 製造業におけるDXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、昨今の激動の時代では、生き抜くための鍵となり企業の生き残りをかけた変革のことです。

特に近年の製造業を取り巻く事業環境や未来予測は、“少子高齢化による労働力不足”、ITの発展による“国際競争の激化”、“資源・物価高”や“世界紛争によるサプライチェーンの混乱”など、様々な課題が山積みになっています。こうした状況を乗り越え、企業としての競争力を“維持するため”には、“製造現場のDX化が不可欠となってきているのが現実です。独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)では製造業のDX推進の定義を以下の様に定めています。

“顧客価値を高めるため、製造分野で利用されている製造装置や製造工程の監視・制御( OT )などのデジタル化を軸に、 IT との連携により製品やサービス、ビジネスモデルの変革を実現すること”

製造業でDX化が遅れることは他社との競争力に負けることを意味し、企業を維持してさらに発展していくためにもDX化は必須条件になりつつあります。


2024年5月の独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)が発表したDX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)の概要版の結果は下記のようになっています。

出典:独立行政法人情報処理推進機構デジタル基盤センターデジタルトランスフォーメーション部;DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)概要版

https://www.ipa.go.jp/digital/dx-suishin/m42obm000000i1sd-att/dx-suishin-report2023-gaiyou.pdf

 

このレポートを見ると中小企業でも多くの企業がDX推進に取り組んでおり、業種別の回答数でも製造業は増加割合が比較的高いことを見ると多くの製造業の企業がDXの推進をしていることが分かります。

製造現場のDX化に関して言えば、非製造業に比べ数値管理等のデータ管理がしやすいため、最新のICT(情報通信技術)を活用しながら現場作業を刷新して業務の効率化、品質の向上を行いながら新たなビジネスモデルを創出し企業の変革を起こすことは可能です。

例えば製造現場DXとして下記のような事例が考えられます。

  • AIによる製品検査:熟練工に依存せずAIで高精度に検出する。
  • ロボットによる作業自動化:単純作業をロボットに任せることで、人材をより付加価値の高い仕事に集中させる。
  • IoTによる設備の稼働状況の見える化:設備のデータを収集・分析し他のデータと組み合わせることにより受注・生産計画・設備計画、人員計画・部品発注などの業務をシステム化し、省力化・迅速化を実現することで、様々な変化に対応できるスマートファクトリーを実現。
  • 3Dプリンターによる試作品の製作:従来の試作品製作方法よりも、時間とコストを大幅に削減できます。

上記はあくまで事例でしかなく、まずはDXに取組むことを方針として決め、自社に合うDXを模索することが重要です。

 

  1. なぜ製造業のDXが重要なのか?

製造業のDXが重要なのは主に三点あります。

一つは製造業はその他の産業よりDX化が遅れている傾向にあるので、今後差が付きやすい状態にあるためです。

二つ目は少子高齢化に伴う就労人口の減少と製造業のイメージから若者の就労意識の変化に伴い人手不足が顕著になる可能性が高いのでDX化による省人化や、修了者の必要なスキルが変わるため、製造業の就労イメージやターゲットが変わることで若者の確保がしやすくなるためです。

三つめが、物づくりには技術の継承が必要な要素も大きく、スキルを持った高齢就労者の技術を若手へ伝える必要があるためです。

そして最も重要なのが、今後どんどんグローバル化していく世の中で自社のリソースを最大限活性化して生き残っていく必要があるからです。

 

  1. 製造業のDX化が進まない理由

製造業のDX化を進めていく必要性が高いことはご理解いただけたかと思います。そのような環境の中で、なぜ製造業のDX化は他業界と比べ遅れているのかを解説します。遅れているポイントが分かれば、今後のDX化を進めるための課題が見えてくると思います。

製造業のDXが遅れがちな理由は大きく下記の3つです。

  • DXをわかる人材・できる人材がいない
  • DXにはお金がかかる
  • 大きく何かを変えるのは不安だ

一つずつ解説します。

①、「DXをわかる人材・できる人材がいない」ことはいざDX化に取組もうとしてもそもそも進める手順や何から始めるのかわからないし、専門知識だからすぐには手に入らいと諦めることはあると思います。確かにDXを担うIT人材は今日本中で人材不足となっている状態なので中小企業の自分のところに入ってきてくれる人はいないだろうと思っているかもしれません。またもし該当する人がいたとしても、そもそも業務内容がわからないので評価のしようがなく、任せきりになるのが不安だ、という気持ちもあると思います。確かに自社にDXがわかる人材がいれば心強いですが、思い切って外部人材の活用を考えるのが最短の道です。外部人材を入れつつ、社内の選抜メンバーが実地で学ぶことで将来的なDX人材を自社で育てることが重要です。

②、「DXにはお金がかかる」のは事実です。IT化のためのシステム導入やセンサー設置、ロボット導入等、大きな費用が掛かるイメージが大きいと思います。現状の生産設備で十分だし、そんなお金があれば頑張っている従業員に還元した方が良いのではないかと考える経営者様も多いと思います。確かにDX化には費用が掛かりますが、DXは投資です。投資ということはリターンがあるということです。将来的なリターンを考えて最適な投資を行うことが企業経営では重要ではないでしょうか。幸い、国も製造業のDX化を後押ししており、様々な補助金・助成金(IT補助金や事業再構築補助金等)があります。補助金の申請を支援してくれるところもあります。

③、「大きく何かを変えるのは不安だ」実はこの3つ目が最も大きい要素ではないかと思います。人には現状維持バイアスというバイアスがあります。何かを変えることはリスクだと捉える傾向のことです。たとえ経営者だけがDXを推進したくても、社員の協力が得られないと進めるのは難しいので、社員の現状維持バイアスが強いと途中であきらめる経営者も少なくありません。ましてや経営者が現状維持を重視すると進めることすら難しくなります。今後の企業の行く末を左右するDXが推進できない危機感を全ての社員と共有し、DXを推進していくことでどのように自分たちが変わっていくのかをイメージさせることが大事です。

 

 

  1. 製造業DXのメリット

製造業DXのメリットには以下のようなものが挙げられます。

・企業のメリット

業務効率化:デジタル技術を活用することで、これまで人手で行っていた作業を自動化することができます。これにより、人件費の削減や生産性の向上を実現することができます。また、人材要件が変わるので採用の柔軟性や多様化を進めることができます。

品質向上:AIによる自動化やデータ分析を活用することで、製品の品質向上を実現することができます。

新製品・サービスの開発:ビッグデータ分析を活用することで、顧客ニーズを把握し、新たな製品やサービスを開発することができます。

顧客満足度向上:顧客とのコミュニケーションをデジタル化することで、顧客満足度を向上することができます。

製造業DXは、製造業の競争力を強化し、持続的な成長を実現するための重要な取り組みです。

・働く人のメリット

業務効率化:自動化することで業務の簡素化や時短がしやすくなり働き方が柔軟になる。

品質の向上:品質が安定したり向上することで販売先の満足感が向上することで、製品に対する誇り等が醸成しやすくなる

新製品・サービス開発:新たな取り組みを実行することで社員自身の成長を感じやすく、会社に対するエンゲージメント(満足度)が高まりやすい。

 

このようなメリットを踏まえてDXを推進していく気持ちを高めることが重要です。DX化には数年の時間がかかるので自社だけでなく多くの企業が、積極的に製造業DXに取り組んでいる現状を踏まえて、早めに取り組みを開始することが不可欠です。

 

  1. 製造業DXの進め方と失敗しないポイント

DXを推進するポイントは経営層がしっかりとビジョンを描きリーダーシップをとって推進することにあります。20245月の独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)が発表したDX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)の概要版の中でDXを先行している企業と非先行企業との差が示されています。その中身を見ると、経営視点指標とIT視点指標を比較しており、先行企業は現在値の指標は経営視点の方が高く、非先行企業はIT指標の方が高い結果になっています。つまり先行企業は経営視点でDXを見ており、非先行企業はIT視点(IT化を重視している)点があります。DXを進めるうえでIT化はもちろん重要なのですが、DX推進を強めるためには経営層が牽引していくことや理解を示していくことが不可欠です。DXが進まない理由はいわゆる“人”“物”“資金”ですので、やはり経営層がDX化を強く推進しようとしないと担当者だけでは難しいということがこの指標でもわかります。

出典:独立行政法人情報処理推進機構デジタル基盤センターデジタルトランスフォーメーション部;DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版)概要版

https://www.ipa.go.jp/digital/dx-suishin/m42obm000000i1sd-att/dx-suishin-report2023-gaiyou.pdf

 

  1. 製造業DXを進めると企業文化や組織改革が進む

製造業DXを進めるためには、経営層がビジョンを作り社内で共有することが重要です。そうしてDXを推進することで仕事の種類や人材も多様化します。そのことで企業文化や組織改革が進む要因になります。また企業文化や組織改革が進むことで求める人材要素が変わることでさらに組織改革や企業文化の変化が加速します。

今はVUCA時代と呼ばれ、変化が激しく今までの成功事例が通用しないと言われています。このような時代においては組織の柔軟性や働く人の柔軟な思考が求められます。DX化は今の時代に必要な要素を獲得する良い機会だと捉え、推進していくことが大事ではないでしょうか。

 

  1. まとめ

製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、AIIoT、ビッグデータなどのデジタル技術を活用して、製造業の業務効率化や新たなビジネスモデルの創出を目指す取り組みです。DXの推進に最も大切なのは経営者の想いを具体化していくことです。しかしDXの必要性は理解していても、リソースが無いためになかなか踏み出せない企業も多いのではないでしょうか。DX化のメリットや進まない理由を踏まえて対策を検討してください。さらに現在は国も製造業のDX化を後押ししています。経済産業省を中心として製造業のDXを推進するための様々な取り組みを行っています。しっかり情報を掴み、外部リソース等も活用することで企業成長につなげていきましょう。

 

 

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